女川原子力発電所2号機で20日に原子炉格納容器内にある水素濃度の検出器が異常な値を示しました。5月に別の検出器でも同じ現象が起きていますが、東北電力は運転に影響はないと説明しています。

東北電力によりますと、20日午前11時すぎ、女川原発2号機で原子炉格納容器内にある水素濃度の検出器が通常よりも5倍ほど高い数値を示しました。

検出器は、重大事故が発生した際の格納容器内の水素濃度を測定するためのものです。

もう1台の検出器は、正常な値を示していることから、東北電力は、検出器の不具合と見ていて、女川原発2号機の運転に影響はないと説明しています。

女川原発2号機では、5月26日にも、格納容器につながっている圧力抑制室の検出器でも同様の現象が起きています。

東北電力は、2つの検出器について、次回の定期検査で原因を調べることにしています。