まだ梅雨明け前にも関わらず、全国各地で猛暑日に迫る危険な暑さが続いています。
すでに熱中症患者など多数出ていますが、暑さによる影響は人だけではありません。
梅雨や異様な暑さで農作物にも被害が。野菜も悲鳴をあげています。
被害の実態を農園の方に取材しました。
梅雨&猛暑によって農作物にはどんな被害が?

東京・町田市にある「杉本農園」では、赤い皮をしたレッドムーンというジャガイモの収穫まっただ中ですが、地中で腐ってしまっています。
腐った原因は大雨と、直後に上がった気温。
気温が高くなると、触ると溶けたように腐ったジャガイモが増えるといいます。
ラディッシュにも被害が。

暑さの影響で表面や中身が黒く変色するなど商品にならないものが大半だといいます。
杉本農園 杉本英則さん:
今の段階でここまで傷むのは想定外。収穫しても今の状況だと半分使えるかどうか。
さらに、雨が降って水分を吸ったラディッシュが急激な気温で巨大化し、割れてしまう被害も。
杉本農園 杉本英則さん:
最近、毎年この暑さが繰り返されている。気温が上がりすぎて想定外の被害が出る。