コメどころで2年ぶりの田植えです。
霧島連山の硫黄山の噴出物の影響で、稲作ができなくなっていた宮崎県えびの市の一部地域で、河川の水質が安定したとして、今シーズンから稲作が再開されました。
えびの市を流れる赤子川では、去年2月以降、硫黄山の噴出物の影響で、水素イオン濃度が強い酸性を示し、農業用水として取水できなくなり、昨シーズンは岡元地区などの23戸の農家が稲作を断念しました。
今シーズンは赤子川の水質が安定し、環境基準を満たしているとして、市内全域でコメが作れるようになり、このうち、えびの市岡元地区の田口宏明さんの水田でもヒノヒカリの田植え作業が行われました。
(田口宏明さん)
「(今年は)米価が高いときに出荷できるのかなという期待はあります。だから、うれしい。食味がいい、コメを取りたい」
えびの市岡元地区の田植えは、今週末ごろまでで、10月中旬には、収穫の時期を迎えるということです。