太平洋戦争中に水没した山口県宇部市の長生炭鉱で、犠牲者の遺骨発掘に向けた4回目の潜水調査が行われました。19日は遺骨があるとみられる方向に伸びる道が見つかりました。
長生炭鉱は太平洋戦争中に水没し、犠牲者は今も海底に取り残されたままです。「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は、4回目の潜水調査を18、19日の2日間行いました。
ダイバーの伊左治佳孝さんが沖側の排気筒・ピーヤから潜り、旧坑道を前日よりもさらに約100メートル進みました。進んだ先は数方向に分かれていて、本坑道につながるとみられる道も見つかったということです。
水中探検家 伊左治佳孝さん
「通路は本坑道の向きにまだ伸びていて、まだまだ奥に行けるようなようすでした」
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子共同代表
「次回、次々回に向けて、韓国のダイバーも一緒に潜っていけるような環境づくりを頑張っていきたい」
7月には5回目の調査が行われる予定です。














