山口県内は19日も気温が上がり、観測史上最も早く最高気温が35度以上の猛暑日になりました。美祢市のサファリランドでは動物たちも暑さをしのいでました。

サファリランドでは60種類、600匹の動物が暮らしています。サイや水牛は池に入って過ごしていました。

秋吉台サファリランド 荒瀬佳代子さん
「もともと水辺に住んでるので、水を好む動物」

アフリカゾウには1日3回、飼育員が水を与えています。

秋吉台サファリランド 荒瀬佳代子さん
「ゾウの水飲みは鼻から吸うけど、鼻から吸ってそのまま体に入るわけではない。鼻から吸ってある程度たまったら口に水をざばっと入れる。1回に10リットルぐらい水を鼻の中にためることができるといわれている」

夏場になるとゾウは1日に約300リットルの水を飲むそうです。さらに進むと、木陰でアカシカが休んでいました。

秋吉台サファリランド 荒瀬佳代子さん「アカシカも北のほうの動物。山の森林のほうに住んでる動物なので、日中は木陰に入って座っていることが多い」

時間によって、どこが涼しいかを知っていて転々としているそうです。

毛深いアメリカグマも暑さが苦手です。水を浴びたり冷たい土管の中に入ったり工夫してしています。

直射日光を避けられない場所にいるホワイトタイガーも池で過ごしていました。もともと気温の高い地域に住むライオンやカンガルー、シマウマなどは暑さは平気ということですが、直射日光を避けるために木陰にいるそうです。

秋吉台サファリランド 荒瀬佳代子さん
「暑さが年々上がっていて、以前はこうだったというのが通じないときもある。動物たちを観察するときに、いつもと違いがないかとか、もうちょっと涼しくできることがあれば取り入れていきたい」