宮崎県串間市の官製談合事件の裁判です。
19日の被告人質問で官製談合防止法違反などの罪に問われている元副市長は指名競争入札に関する業者のリスト作成をめぐり改めて、特定業者に落札させる意図はなかったと主張しました。

起訴状などによりますと、串間市の元副市長、福添忠義被告(81歳)は、おととし行われた市発注工事の指名競争入札に関して、すでに有罪判決を受けた業者ら3人と共謀して久米設計に有利な選出案を市職員に作成させた罪などに問われています。

19日、宮崎地裁で行われた被告人質問では、指名競争入札に関する業者のリストをめぐり弁護側や検察が作成までの経緯や当時の状況などについて福添被告に質問。

福添被告は「実績のある大手企業を選定したが、久米設計に落札させる意図はなかった」などと主張しました。

次回公判は、9月11日に行われます。