被災地の大動脈が通行再開です。石川県輪島市中心部と門前町を結ぶ国道249号の中屋トンネル。地震と豪雨で被害を受け通れなくなっていましたが、国土交通省は7月末までに一般車両の通行が可能になるとの見通しを示しました。

国道249号の中屋トンネルは地震でトンネル内部が崩落するなどの被害を受け、一度は応急復旧工事が完了しましたが、通行再開を目前に控えた2024年9月、豪雨で再び被害を受け、工事が続いていました。

現在は県道や市道を活用したう回路が設けられていますが、通行できるのは地元住民と災害復旧関係の車両に限られています。

県に代わって復旧工事を行っている国土交通省能登復興事務所によりますと、地震で崩れたトンネル内部の修復と出入り口付近の仮設の橋の整備がおおむね完了し、7月末までに2車線で一般車両の通行が可能になる見通しだということです。

これで輪島市内の国道249号はすべての区間で一般車両の通行が可能になります。国交省は今後、中屋トンネルの山側に新たなトンネルを整備し、本格復旧させる方針です。