宮崎県内でも随意契約の備蓄米の販売が広がっています。
県内に79店舗があるドラッグストアでも19日から一斉に販売が開始されました。

(武澤直穂記者)
「こちらのドラッグストアでは、きょうから政府備蓄米の販売が始まり、店内には精米したてのお米がびっしり並べられています」

19日から随意契約の備蓄米の販売が始まったのは、「ドラッグストア コスモス」の県内全79店舗です。

宮崎市佐土原町の店舗には80袋が入荷し、事前の告知はせずに販売されましたが、およそ1時間後には売り切れたということです。

(購入した人)
「スーパーは朝開く前から行列で何分かで売れるから、全然買うことができなかったけど、きょうあったからさっそく買った」
「待っとったよ、長く」
「安いわ。助かる助かる」

「ドラッグストア コスモス」は、随意契約でコメ2万トンを確保していて、県内ではおよそ17トン、3400袋を販売することにしています。

(コスモス薬品店舗運営部 井上聡上級エリア長)
「宮崎県の皆さんにもこちらのコメが届けられるというので、大変うれしく思っている。今後も精米ができ次第入荷させていただきたいと思っているので、慌てずにご来店いただければ」

県内でも広がる備蓄米の販売。
しかし、購入を希望する人からはなかなか手に入れられないという声も。

「あまり買える感じではない。買えるとところがない。並んでいる時間がもったいないなと思っちゃうので」
「今のがなくなったら買いたい。農業県なのにお米が不足していること自体がちょっと不信感を覚える」
「そこまで(行列になるまで)求めている人がいる状況なので、予約制なども検討したがいいのでは」

県内で備蓄米を購入したい人が確実に手に入れられるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。

宮崎県内の「随意契約の備蓄米」の入荷予定についてまとめました。

県内に29店舗構える「ドラッグストアモリ」は、県内では20日以降、準備が整った店舗から順に販売予定だということです。

ドン・キホーテはMEGAドン・キホーテ都城店で今月23日から販売します。こちらはアプリ会員が対象です。

イオン九州は宮崎エリアでは、今月下旬までの販売開始を目指しています。