アメリカ軍のステルス戦闘機F35B、2機が、17日夜に宮崎県新富町の新田原基地に、緊急着陸していたことが分かりました。
F35Bが新田原基地に緊急着陸したのは、初めてとみられています。

こちらは、19日の新田原基地で撮影された映像。右奥に映るのがアメリカ軍のF35Bです。

九州防衛局などによりますと、F35B、2機は、17日午後10時ごろ、新田原基地に緊急着陸。

また、翌日の午後6時ごろには、アメリカ軍の支援機C130輸送機1機が着陸し、30分ほど滞在したということです。

2機のうち、1機は19日午前8時すぎに、もう1機も午前11時すぎに離陸しました。

新富町や県には、九州防衛局から「安全確保のため、予防的に着陸した」と説明があったということです。

新富町は、「F35Bが新田原基地に緊急着陸したのは、今回が初めてと認識している」としています。

F35Bを巡っては、防衛省も今年度中に新田原基地に配備し、夜間を含めて垂直着陸訓練を実施する方針を示していて、地元住民から反発の声が上がっています。