ウクライナの議会は、国外に住むウクライナ人などがウクライナの国籍も持てるよう、多国籍を認める法案を可決しました。ロシアによる侵攻で深刻化する人口減少に歯止めをかけるのが狙いです。
現地メディアなどによりますと、ウクライナの議会にあたる「最高会議」は18日、ウクライナと別の国の国籍を同時に持つことができるよう、多国籍を認める法案を可決しました。
ウクライナではこれまで二重国籍や多国籍が認められておらず、国外に住むウクライナ人がウクライナのパスポートを取得するには、他の国籍を放棄する必要がありました。
新たな法案では、海外でウクライナ人の両親を持つ子どもや、結婚して他の国の国籍を取得したウクライナ人への国籍取得の手続きを簡素化するほか、ウクライナの兵役に就く外国人もウクライナ国籍を持つことが可能となるとしています。
ウクライナ政府の推計では、国内の人口がおよそ3200万人に減少した一方、国外に住み、ウクライナにルーツを持つ人はおよそ2500万人いると見ています。
ウクライナ政府は、多国籍を認めることでロシアによるウクライナ侵攻で深刻化する人口減少に歯止めをかけたい考えです。
注目の記事
年末の大掃除に「終活」の視点を! 実家の片付け、業者に委託すると…費用は平均100万円! 溜めこまないコツは「日ごろから…」

コメダ珈琲を訪れた80代男性「100万円を持って来ている」ベテラン店員が感じた“違和感” 特殊詐欺被害を防いだ「いつもの会話」

「役員は下を向いて黙っているだけ」笹子トンネル事故で亡くなった姉 中日本高速道路の姿勢に妹が感じた“諦め” 【天井板崩落事故の遺族の訴え 前編・中編・後編の前編】

お年玉の由来って何?お金じゃなくて「餅だった」説&「大人同士のやり取りだった」説 歴史学から見ると

「カビた部分だけ捨てる」は誤解 中には“最強クラスの発がん性”を持つ毒も…加熱しても消えない『カビ毒』の正体

「私の長女は事件で亡くなりました。はっきり言うと、殺されました」20年前に殺人事件で長女(28)を失った父親が訴える「命」の意味【前編】









