JR四国は2021年度の区間ごとの営業係数(=100円の収入を得るために必要となる経費)を発表しました。2年続けてすべての区間で100以上、つまり赤字ですが、その幅は少なくなっています。


香川県内では、瀬戸大橋線の営業係数が125円で、2020年度に比べると大幅に改善しました。


しかし、新型コロナの影響がない時期の瀬戸大橋線は84円と、四国では唯一の黒字路線で、コロナ禍の影響が依然として残っていると言えそうです。


このほか予讃線の高松・多度津間では178円、高徳線の高松・引田間は235円でした。JR四国全体の営業係数は233円で、経営の厳しさを表すデータとなっています。


JR四国は来年春に運賃値上げを検討していて、発表された営業係数をもとに地元との議論を進めたいとしています。