北海道沖や三陸沖で、マグニチュード7以上の地震が発生した場合、その後に、より大きな地震が起きる可能性があるとして、政府は12月から、注意を呼びかける情報を発表することになりました。

この「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、北海道沖の千島海溝沿いや三陸沖の日本海溝沿いでマグニチュード7以上の地震が起きた際、そのあと発生する可能性がある巨大地震に対し、注意を呼びかけるものです。2つの海溝沿いでは東日本大震災のように、マグニチュード7クラスの地震が起きた後、巨大地震が発生する事例が過去に起きています。実際に後発地震が発生する確率は、百回に1回程度と低いものの、発生した場合には甚大な被害が想定されるため、こうした注意情報を発表することになりました。

運用は12月16日から始まります。国がこの情報を発表した場合は事前避難の呼びかけはせず、1週間程度、普段よりも巨大地震の発生に注意し、備えを徹底するよう求めるということです。