愛媛県東温市の60代の女性が、「競馬で勝てる情報がある」などと持ちかけられ、およそ3800万円を騙し取られました。

今年、県内で報告された特殊詐欺の被害としては最高額となっています。

警察によりますと今年2月、女性の携帯電話に男から電話があり、「競馬で絶対に勝てる情報があります」などと持ち掛けられ、これを信用した女性はおよそ2380万円を指定された口座に振り込みました。

女性は、その後、男から「使いの者を向かわせるのでキャッシュカードを渡してください」などと言われ、愛媛県松山市内の公園の駐車場に行き、やってきた男にキャッシュカード1枚と現金およそ240万円を手渡したということです。

さらに、女性は、このキャッシュカードの口座に「情報料」や「賭け金」の名目で20回にわたり金を振り込んだ後、今月に入って金を工面しようと家族に相談したのをきっかけに、詐欺の被害に気付いたということです。

被害総額はおよそ3800万円に上っていて、今年、県内で報告された特殊詐欺の被害としては最高額となっています。