きのう東北新幹線で車両の故障が発生した影響で、JR東日本は、きょう車両に電気を送る「補助電源装置」が故障し、モーターが動かなくなったことが原因とみていることを明らかにしました。
さらに詳しいトラブルの原因がわかるまで、E8系の単独運転をしないことも明らかにしました。この影響で、あす以降も、山形新幹線の一部列車で運休が発生するおそれがあります。
車両の故障はきのう午前11時半前に発生しました。JR東日本によりますと、栃木県内を回送列車として走行していた東北新幹線のE8系が、走行できなくなったということです。
この影響で、きのうは東北新幹線や山形新幹線など、あわせて224本で運休や遅れが発生したほか、きょうも山形新幹線の一部列車で運休が発生するなど、利用客の足にも影響が出ました。
利用客は(埼玉から)「きのう再開したというのが夕方のニュースで出たが、きょうまで車両故障の影響で、しかも新庄まで行こうとしていたが山形どまりになった」
利用客は(東京から)「帰るのは午後の新幹線だったが、それまでに新幹線が再開していればいい」
JR東日本は、きょう今回のトラブルについて、列車に電気を送る「補助電源装置」が故障し、モーターに電気が届かなかったことが原因とみられる事を明らかにしました。
また、今回トラブルを起こした試運転中の車両と同じ、別のE8系3編成でも、きのう補助電源装置が故障するトラブルがあったということです。
これを受けてJR東日本は、トラブルの原因が判明するまでの間、E8系の単独での運転を取りやめるとしていて、あす以降も山形新幹線の一部列車で運休が発生するおそれがあります。

※画像 きのうのトラブルを起こした車両
※画像 E8系車両(資料)







