海外からの観光客が増える中、仙台市内の百貨店で、留学生が参加する防災訓練が行われ、外国人への避難の呼びかけ方などを確認しました。

仙台市青葉区の藤崎で行われた防災訓練には、従業員や東北大学の留学生ら約300人が参加しました。

18日は、東日本大震災クラスの地震が発生したとの想定で、従業員が客に扮した留学生らに対し、簡単な日本語や身振り手振りで避難を呼びかけました。

留学生:
「みんなの対応も前よりも分かりやすくなった。きょうのようなスタッフの助けがあれば安心だ」

藤崎広報 高橋悦子さん:
「長い文章ではなく、単語で伝えることで、より緊迫した雰囲気を作ることができた」

また、建物の外では煙体験ハウスを使って煙が充満した場所での避難を体験しました。この訓練は、仙台でも海外からの観光客が増える中、誰でも安心して利用できる店を目指し、藤崎が実施したもので、今回で2回目です。