北九州市の建設会社会長射殺事件の遺族が、特定危険指定暴力団・工藤会のトップら2人に損害賠償を求めた裁判で、最高裁は2人の上告を退け3850万円の支払いを命じた判決が確定しました。

この事件は2011年、建設会社の会長だった男性が北九州市小倉北区の自宅前で射殺されたものです。

男性の遺族は、工藤会のトップ・野村悟被告とナンバー2の田上不美夫被告を相手取り、7200万円の損害賠償を請求。

2審の福岡高裁は3850万円の支払いを命じていました。

2人は上告していましたが最高裁は上告を退ける決定を出し、3850万円の損害賠償の支払いを命じた判決が確定しました。