東北新幹線の栃木県内を走る回送列車が走行できなくなり停車したトラブルで、動けなくなった列車は鉄道車両メーカーから納品された新しい車両で、試運転中だったことが新たにわかりました。

17日午前11時半前、東北新幹線の回送列車が走行中に加速できなくなり、徐々に速度が落ちて栃木県の宇都宮駅と那須塩原駅との間で一時、動くことができなくなりました。

この回送列車の車両点検などにより、東北新幹線などあわせて80本が運休し、およそ5万4700人に影響があったということです。

また、その後の取材で、この回送列車は鉄道車両メーカーから納品された新しい車両で、一定の距離を走行して問題がないかを確認する「試運転」をしていたことが新たにわかりました。

JR東日本は、今回のトラブルに対し「発生原因を調査のうえ、対策を検討し、お客さまに安全安定輸送の提供に努めてまいります」とコメントしています。