「登録番号を教えたことは法令違反」などといううその電話で、下関市の女性(80代)が現金2200万円をだまし取られました。

被害に遭ったのは下関市に住む80代の女性です。

警察によりますと2024年3月、女性の自宅に下関防犯協会のサトウを名乗る男から「企業公社の3社にあなたの登録番号がある、1社のみ登録抹消の手続きができていない」と電話がありました。

その後、女性は複数の男とやり取りを続け、企業公社のクドウを名乗る男から「登録番号を教えたことは法令違反」「保証金を支払ってほしい」と現金を要求されました。

話を信じた女性は2024年7月末までに指定された東京の住所に、4回にわたって計2200万円を送り、だまし取られました。女性が2025年6月に入って連絡が途絶えたことから不審に思い警察に相談し、被害が発覚しました。警察は詐欺事件として捜査しています。

警察はトラブル解決のために現金を要求するのは詐欺の手口とし、知らない番号からの電話にはすぐに出ないよう注意を呼びかけています。