東北新幹線は東京駅と仙台駅の間の上下線で運転を見合わせていましたが、午後5時、安全の確認がとれたとして全線で運転を再開しました。

栃木県の宇都宮駅と那須塩原駅の間に停車している東北新幹線。午後3時すぎの映像には、「はやぶさ」の乗客682人が上り線の別の車両に乗り換えている様子が確認できました。

身動きがとれなくなったのは、前にいた回送列車が走行できなくなったためでした。

記者
「新幹線の回送車両が線路上で止まったままになってしまっています」

回送列車が停車したのは午前11時半前で、上野駅から盛岡駅に向かっているところでした。この影響で、東北新幹線は東京-仙台間の上下線で一時、運転を見合わせました。

記者
「午後3時すぎです。東北新幹線の運転見合わせが続き、みどりの窓口に並ぶ人の姿もあります」

仙台まで出張予定だった人
「昼過ぎの電車を予約していたが、2時間待っても全然動く気配なくて」

旅行を予定していた人
「せっかくホテルも予約を取ったのに、米沢で観光を楽しもうと思ったが、残念でなりませんね」

この影響で、後続の「はやぶさ」など2編成が駅と駅の間で身動きがとれなくなり、あわせて1100人の乗客が一時、車内に残されました。

乗客は横付けした別の新幹線に乗り換えるなどし、宇都宮駅まで移動したということです。

停車した列車に乗っていた人
「約4時間弱(乗っていた)。しっかり空調がきいてて、逆に寒いくらい」
「皆さん落ち着いて乗っていらっしゃったと思います」

走行できなくなっていた回送列車はその後、自走できるようになり、午後4時すぎに那須塩原駅まで移動し、東北新幹線は安全の確認がとれたとして、午後5時、全線で運転を再開しました。