ブラジルを公式訪問していた秋篠宮家の次女・佳子さまが、先ほど帰国されました。

佳子さまは、日本時間のきのう(16日)朝、民間機でブラジル・サンパウロを出発し、アメリカ・シカゴを経由して、きょう(17日)午後2時半すぎに成田空港に到着されました。ブラジルからおよそ28時間の長旅となりました。

今回の訪問は、外交関係樹立130周年にあたりブラジル政府から招待を受けたもので、佳子さまは記念式典であいさつしたほか、ルラ大統領を表敬訪問し、天皇皇后両陛下のメッセージを伝えられました。

また、世界遺産「コルコバードの丘」や「イグアスの滝」などにも足を運び、ブラジルの文化や自然に触れながら国際親善につとめられました。

ブラジル国内ではサンパウロやリオデジャネイロなど8都市をまわり、日本からブラジルに渡った移民らの慰霊碑に花を手向けたほか、苦難の歴史を歩んだ日系人やその子孫らと交流し、心を寄せられました。

滞在の終盤にはブラジル公式訪問を振り返り、「それぞれの訪問先で、皆様に本当に温かくお迎えいただいたことを心からありがたく思っています」と感謝の言葉を述べられました。

移動日をあわせて2週間にわたる海外公務を終えられた佳子さま。あす(18日)、今回の訪問を報告するため、皇居・宮中三殿の賢所を参拝される予定です。