女流棋士・島井咲緒里さんが、このほど地元・高知で取材に応じ「恋愛にも応用できる」という将棋の魅力や、対局中の“観察眼”などについて語りました。幼少期は周りの“おじさん”達に将棋を教えてもらい、高校生でプロデビューしてから今年で30年目。現在は自分が将棋を教える立場になり、“未来の女性棋士”を生み出そうと活動しています。
高知県南国市出身の女流棋士・島井咲緒里(しまい・さおり)さん。1996年にプロデビューし、現在は「女流二段」として大会に出場する傍ら、日本女子プロ将棋協会(LPSA)の業務執行理事として“将棋女子”を増やすための普及活動に取り組んでいます。
そんな島井さんが将棋の世界に足を踏み入れたのは、6歳の時。大好きな祖父や兄に混ざりたくて地元の将棋教室に通い始めると、めきめきと力をつけ、数々の大会で優勝しました。当時、教室で対局する相手は“おじさん”ばかりで、女性がいないことに少し寂しさを感じていたそうですが…

◆島井咲緒里さん
「年配の人や、お兄ちゃんくらいの人に勝つこともあって、“勝てる”というのが嬉しかったですね」
「勝つ喜び」に加えて、高知出身の島井さんが将棋を続けられた理由がもう1つあるといいます。それは…