三宅島の火山活動が活発化しているとして、気象庁はきょう(17日)午後、三宅島の噴火警戒レベルを、危険度が最も低い「1」から「火口周辺規制」の「2」に引き上げました。

気象庁によりますと、三宅島の火山・雄山では、きょう午前10時頃から火山性地震が増え始め、24時間以内の地震回数が50回を超えたということです。

また、同じく午前10時頃から、山頂付近が膨らむ変動がみられるということです。

このため気象庁は、雄山の火口の真下では地震活動が活発化しているとして、午後0時50分、三宅島の噴火警戒レベルを、活火山であることに留意するよう求める「1」から、火口周辺に立ち入らないよう求める火口周辺規制の「2」に引き上げました。

気象庁は、山頂火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、周辺道路の雄山環状線の内側では、噴火が発生した場合、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

三宅島の噴火警戒レベルが「2」になったのは、2015年6月以来、10年ぶりです。