2月に発生した大規模な山林火災で漁具などが焼ける被害を受けた岩手県大船渡市で、綾里漁協の定置網船が被災後としては初となる水揚げを行いました。



17日午前6時半ごろ、大漁旗をなびかせて大船渡市魚市場に入港したのは、綾里漁協の定置網船「第三十一願松丸」です。
船は重さ7キロから10キロほどのメジマグロ239本を水揚げしました。
同業者などから借り受けた網を補修するなどして、14日に網を漁場に設置する「網入れ」が行われ、待望の被災後の初水揚げです。

(乗組員は)
「魚自体は少なかったんですけど、ありがたく網も借りて起こすことができたのでありがたいです」

17日水揚げされたメジマグロは1キロ当たり930円から1000円で取り引きされていて、順次、全国に向けて発送されます。