岐阜市の米卸売業者「ギフライス」。先月27日、取材したときには…

(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「これが備蓄米です、全部」

倉庫には、精米を待つ備蓄米が山積みになっていました。これらは全て入札で放出された備蓄米。ギフライスでは、これまでにJA全農が落札した備蓄米約340トンを入荷しています。小泉大臣が就任後、随意契約で放出した備蓄米は、国が直接スーパーなどの小売業者と契約するため、ギフライスなどの卸売業者は、流通からいわば「飛ばされた」形です。しかし…

ギフライス 恩田喜弘 社長

(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「小売業者自体は精米機能を持っていないので、そういうところから精米の委託作業が入ってくるんじゃないか。実際に、そういう話もある」

小売店には自前の精米機がない、あるいは持っていても規模が小さいことが多く、大規模な精米機を持つギフライスに精米の依頼が来る「逆転現象」が起きているといいます。「スピード感」を最も重視し、業界の常識をも覆そうとしている小泉大臣。