少子化などを背景に様々な分野で事業承継が課題となる中、愛媛県松山市内で医療関係者を対象に、第三者への承継=M&Aについてのセミナーが開かれました。

県保険医協会などが開いたセミナーには、オンラインも含めおよそ20人が参加し、事業承継の支援を手掛けている「M&Aキャピタルパートナーズ」の円谷修平さんらが講師を務めました。

円谷さんは、人手不足や患者の減少に加え、後継者問題が地域の医療法人の課題となる中、M&Aにより後継者問題の解決に加え、人事や経営基盤を強化できるなど、様々なメリットがあると説明していました。

こうしたことから医療分野のM&Aの成約数もここ10年で、およそ17倍に急増する一方、譲渡対価の未払いといったトラブルも増えているということで、仲介者を慎重に選ぶよう呼びかけました。