今から80年前の1945年にあった、アメリカ軍による新田原基地の空襲体験を語り継ぐ集いが宮崎市でありました。

この集いは、15歳でアメリカ軍による新田原基地の空襲を体験し、今年5月に亡くなった語り部の伊藤安夫さんの業績を顕彰しようと開かれたものです。

集いでは、参加者たちが、生前伊藤さんが新田原空襲について語っていた映像を視聴しました。

(戦争体験の語り部故・伊藤安夫さん映像)「新田原は日本の本土。それに(アメリカ軍が)一方的に日本を攻撃する。戦争はしてはいけないと子どもながらに感じた」

(参加した高校生)「今まで身近なことと考えてこなかった戦争というのが重くのしかかったような感じがする」

(参加した中学生)「これからいろんな人に戦争がだめな理由とかを広めていきたいと思った」

参加者たちは平和の尊さについて真剣に考えていました。