「路面電車の日」に合わせたイベントが14日、広島市で開催され、親子連れが乗務員体験や被爆電車の歴史を学ぶなどしました。

毎年6月10日は「路面電車の日」です。広島市で開かれた広島電鉄のイベントには、雨にも関わらず親子連れが集まりました。

被爆80年のことしは特別企画として、1942年に製造された被爆電車の中で戦時中のエピソードが紹介されました。

広島電鉄・藤田睦さん
「原爆の被害に遭ってね。表面が焼けこげたり窓ガラスが割れたりしてね」

被爆電車は原爆投下からわずか数日で運行を再開し、広島の復興を支えました。参加した小学生たちはクイズ形式での解説に耳を傾け、楽しみながら歴史を学んでいました。

参加した親子
「原爆のことをたくさん聞けてよかったです」
「すぐに走れる状態にして走れてすごいなと」

参加者はほかにも、広島電鉄の制服を着て車内アナウンスや出発の合図を行うなど、乗務員体験を楽しんでいました。