発達障害のある子どもの育成や社会参加をどう支えるか、映画「青いライオン」に描かれた自閉症の画家、石村嘉成さんのケースから学ぼうという会が開かれました。

会は在宅医療・福祉についての勉強会を主催している団体が開いたものです。

講演した作業療法士の福嶋裕美子さんは、映画「青いライオン」の主人公で、自閉症の画家、石村嘉成さんが、成長の過程で粘り強い療育により才能を開花させた例を紹介しながら、1人1人の障害の特性を個性として理解することが大事などと話しました。

(作業療法士・福嶋学園理事長 福嶋裕美子さん)
「発達支援は短期的な成果だけでなく、長期的な人生の質を考慮する必要があります。石村氏の成長は長い年月をかけて実現を致しました」

会では発達障害児の強みを見つけ、伸ばす支援などについて、社会全体の理解が進むよう学びを続ける考えです。