石川県白山市の「トレインパーク白山」で展示予定の新幹線の検査車両「ドクターイエロー」が14日未明、金沢港から道路を使って移送されました。
東海道・山陽新幹線で活躍し、「新幹線のお医者さん」として人気が高い「ドクターイエロー」。2005年に引退し、名古屋市で展示されていたT3編成が今月から白山市で公開されることになりました。

14日未明には、船で金沢港に運ばれてきた車両をおよそ2時間かけて20キロ余り離れた石川県白山市のトレインパーク白山に移送する作業が行われました。
沿道には多くのファンが詰めかけ、ブルーシートに覆われた新幹線車両が深夜の街中をゆっくりと進む貴重な光景をカメラに収めていました。

金沢市内の交差点でドクターイエローの移送を見守った7歳の女の子は「見るのが楽しかった。(車両が)長かった」と話していました。女の子の30代の父親は「細い道を通るのがすごいと思った。(トレインパークに)見に行きたい」と話していました。

トレインパーク白山は、準備のため14日から一時休館し、ドクターイエローは今月20日から一般に公開されます。