別のエア・インディア機で離陸後に爆破予告 影響は

日比キャスター:
ただ、こういったニュースも入ってきています。
タイからインドに向かう別のエア・インディア機(乗客156人)において、離陸後に爆破予告がありました。
引き返し、緊急着陸しましたが、ロイター通信によると爆発物は発見されませんでした。
もちろん因果関係はわかりませんが、引き続き、こういった影響も出ることは考えられるのでしょうか。
航空評論家 小林宏之さん:
はい。インドとパキスタンは、かなり厳しい状況になっています。
機体のトラブルというより、政治的・治安的な問題になってくるのではないかと思います。
日比キャスター:
ボーイング787は、日本でも141機が運行されているということですが、利用する人はかなり心配だと思います。今後どういったところに注目していけばいいのでしょうか。

航空評論家 小林宏之さん:
ボーイング787という飛行機は、非常に安定した信頼性の高い飛行機です。エンジン自体も、非常に信頼性が高いです。
たしかにバッテリー関係で色々なトラブルがありましたが、飛行機が墜落した、あるいは全損事故ということはありませんので、大きな心配はないかと思います。
ただ、今回の事故原因で新たなトラブルが見つかった場合は、製造会社のボーイング社、あるいはアメリカの航空当局が何らかの対策や改善も必要になってくるケースもあると思います。
ただ、事故調査には今後少なくとも1年近くかかるので、できるだけ早くの原因究明が待たれるのではないかと思います。
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<プロフィール>
小林宏之さん
航空評論家
元日本航空機長・首相特別便機長
入社以来42年間で地球800周分を飛行














