日本では141機運行 機体に問題は?

日比キャスター:
小林さんによると、今回の機体はボーイング787で、2011年に就航したということです。

世界では2000機以上、日本では141機が運行されていますが、今回のような大規模事故は初めてのことだということです。

航空評論家 小林宏之さん:
機体の考え方も最新で、14年くらいなので、最新鋭の飛行機だと言っていいと思います。

日比キャスター:
現時点で、墜落の原因がわかっていません。アメリカの国家安全運輸委員会がインド当局の支援のため、調査チームを派遣しています。

また、日本でもボーイング787は使われているので、日本の国交省もボーイング社などに対して情報提供を求めています。

調査は、今後どのように展開していくのでしょうか。

航空評論家 小林宏之さん:
中心なのは当然インド当局ですが、飛行機の製造国であるアメリカから調査チームが送られてくると思います。日本でも141機運行しているので国土交通省もかなり関心を持っています。

その調査結果には非常に関心を持って、場合によっては何らかの措置をとらなければいけないことも出てくる可能性もあると思います。

日比キャスター:
この機体自体は、6月10日にも羽田空港に来ていました。この航空会社は、どういった会社なのでしょうか。

航空評論家 小林宏之さん:
この航空会社は、インドで一番大きいです。

東南アジアの中でも、非常に安定した航空会社と言えるでしょう。決して信頼性がない航空会社とは言えません。