中東情勢の緊迫化を受けて金の価格が値上がりし、先物取引価格が過去最高値を更新しました。原油価格も急騰し、およそ5か月ぶりの高値をつけています。
大阪市場で取引されている金の先物価格は、1グラム当たり1万5887円となりました。終値として4月22日以来およそ1か月半ぶりに史上最高値を更新しています。
また、田中貴金属が発表する小売価格も1グラム当たり1万7297円で、こちらも史上最高値となりました。
イスラエルがイランの核関連施設を含む複数箇所に空爆を行ったと発表したことで投資家のリスクを回避する姿勢が拡大。資金を株式などから安全資産とされる金に移そうとする動きが強まりました。
一方、原油価格も中東情勢の緊迫化により供給が不安定化するとの懸念から値上がりしていて、国際的な指標であるWTIの先物価格はおよそ5か月ぶりの高値をつけました。
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