「新幹線のお医者さん」として親しまれた黄色い検査車両「ドクターイエロー」が6月20日から石川県白山市のトレインパーク白山で展示されます。

期待を寄せる施設の様子、ドクターイエローの魅力を取材してきました。

牛田アナウンサー
「金沢港の大浜埠頭にドクターイエローがあると聞いてきたのですが…あちらですかね?黄色ではなく…いまのところは青いですね。」

6月10日、金沢港に到着したドクターイエロー。
現在は青いカバーがかかっていますが…中には輝く黄色い車体が入っています。

東海道・山陽新幹線を最高時速270キロで走りながらレールや電気設備の点検を行うドクターイエロー。
時刻表は公表されずめったに出会えないことから「見ると幸せになる」とされてきました。

2025年1月、T4編成の車両が老朽化のため引退。
名古屋市のリニア・鉄道館に展示されることになり、それまで展示されていた先代のT3編成が白山市のトレインパークに常設展示されることになりました。

トレインパーク白山 ・小山一徹センター長
「こちらがドクターイエローを飾るための線路です。ここの線路の上にドクターイエローが乗っかって展示される。」

展示が始まるのは1週間後の6月20日。
1階のエントランス横、多目的スペースにはすでに展示用のレールが敷かれていました。

トレインパーク白山・小山一徹センター長
「いつくるの?どこに置かれるの?いつまでいるの?とか本当にいろいろなことをお声がけいただくのでお客様も本当に楽しみに待っていらっしゃるんだなと日々感じている。」

さらに館内はドクターイエローの歓迎ムード一色です。

牛田アナウンサー
「お土産売り場にも黄色いコーナーがありますね。」
トレインパーク白山・小山一徹センター長
「ドクターイエローが来るということで特設でドクターイエローグッズの販売も行っている。」
牛田アナウンサー
「身に着けたり持っているだけでなんとなく幸せが舞い込んできそう。」

トレインパークに訪れる親子連れにもドクターイエローは大人気です。

牛田アナウンサー
「ドクターイエロー知ってる人?」
子どもたち
「はーい!」

牛田アナウンサー
「どういう電車?」
子どもたち
「黄色い電車!なんか…電車を修理してくれる」
子どもの父親
「子供の靴下もドクターイエロー。見たら幸運になれるから神様みたいな感じ。来たらとりあえず一度見に来る。」
牛田アナウンサー
「一番好きな新幹線は?」
子どもたち
「ドクターイエロー」
「T4のプラレールとT3のプラレール持ってる。」
「カメラがついてる。ここがカメラ。線路を検査するため。」

展示開始まであと1週間となった「幸せの黄色い新幹線」。

6月20日には除幕式、21日と22日の週末には記念イベントも予定されています。

トレインパーク白山・小山一徹センター長
「幸せになれる黄色い新幹線ということで非常に人気のある車体の本物が展示されるということでぜひ一度見に来ていただきたい。今まで新幹線に興味がなかった人も来てくれるきっかけになってくれたらありがたい。」