刑務所からの脱走を想定した訓練が13日、富山市で行われました。

訓練は富山刑務所から刑事被告人の男がロープを使い逃走したとの想定でおこなわれ、近くの新保小学校の児童と教員なども参加しました。

逃走した男はその後、小学校へ。

教員は男が校内に侵入できないよう玄関のドアの内側についたてなどを置いて、バリケードをつくりました。

この訓練は2012年に広島刑務所で起きた受刑者の脱走事件を受けて、富山刑務所と警察などが初動対応での連携を確認するため実施しているものです。

富山刑務所では1970年代に2回、男性受刑者による脱走が起きています。

富山刑務所 小坂知晃所長
「連絡態勢をきちんととっておくということ。あとは、我々公安機関の中でひょっとしたら油断があるのではなかったかというところについてもう一度確認をしたいと思っています」