福岡県田川市の市議会が、出席議員が開会要件の人数を満たせず、異例の流会となった。

議長が任期2年という申し合わせを守らず居座り続けていることに反発した複数の議員が欠席したためだ。

提案予定だった補正予算を含む議案は審議できず、宙に浮いた状態だ。

9人が欠席 出席議員の数、定員の半分満たさず

12日に召集された田川市議会は、出席議員が8人と定数18人の半数に達しなかったことから、流会となった。
(定数18人 県議選に出馬し辞職した1人が欠員)

欠席したのは9人の議員。

陸田孝則議長

陸田孝則議長が「任期は2年」という事前の申し合わせを破って議長職に居座り続けていることを理由にあげている。

欠席した石松和幸 議員
「公平中立な議事運営を行わず、議論の場にも出て来ずに逃げ回り、議会の場で公然と暴言を吐き、理解に苦しむ自分勝手な言い分を一方的に並べて正当化し、議会での申し合わせを無視した居座りを続ける人物が議長職にあることは、本市議会の品格を汚し、市議会、ひいては市民たいして害悪でしかなく、不利益しかもたらしません」