国際電話を悪用した詐欺被害を防ごうと、北九州市の八幡東区役所に、海外からの着信を止める手続きを代行する出前交番が設置されました。

八幡東区役所の入り口に設置された出前交番では、固定電話に国際電話がかからないようにしたりSNSで知らない人からのメッセージをブロックしたりする手続きを警察官が代行します。

警察によりますと、去年、福岡県内で確認されたニセ電話詐欺被害のおよそ6割は、国際電話からかかっていたということです。

きょうはさっそく高齢者が相談に訪れていました。

手続きをした高齢者
「固定電話にかかってくるのは、知らないところばかり。妹にも教えてやろうと思う。妹も固定電話なので」

八幡東警察署・生活安全課 山腰勝幸 課長
「手続き自体を知らない人が多いので、幅広い年代の方に知っていただいて、少しでも多くの方が被害に遭わないために進めています」

この出前交番は今後、毎月第2・第4水曜日の午前9時半から11時半まで開設しています。