2024年に熊本県内で起きた労働災害のうち、外国人の被災者は49人でした。前の年より減少しましたが、高止まりの状況が続いています。

熊本労働局によりますと、2024年1月から12月までの間に県内で起きた労働災害のうち、外国人の被災者は49人で、調査開始以降最多だった2023年よりも14人減少しました。

2024年:49人
2023年:63人
2022年:41人
2021年:43人
2020年:20人
2019年:11人

件数では減少に転じた一方で依然として高止まりの状況が続いていて、宇城市では20代の男性が鋼材の下敷きになり死亡する事案も起きています。

内訳として、業種別では製造業での労働災害が23人から25人に増えています。また、「はさまれ・巻き込まれ」が54人(24%)と最多です。

熊本労働局は「多言語での労働災害防止の教材やイラストのマニュアルを使用して安全対策を徹底して欲しい」と呼びかけています。