◇6月12日(木)セ・パ交流戦/福岡ソフトバンクホークスvs読売ジャイアンツ/みずほPayPayドーム

昨季セ・パ王者対決1勝1敗で迎えた3戦目は、ソフトバンク先発の大関友久と巨人の山崎伊織が白熱の投手戦を演じる。

大関は1回表、先頭の泉口(セ・リーグの首位打者)を見逃し三振に仕留めるなど巨人の上位打線を三者凡退に抑えると、その後も圧巻のピッチングで5回まで安打&四死球0と、パーフェクトに抑え、スコアボードにゼロを並べていく。

6回表、増田陸にヒットを許したが、元チームメイトのリチャードをセンターフライに打ち取るなど、落ち着いて後続を断つ。

7回表には、この試合初めて得点圏にランナーを背負うが、ここも踏ん張り、得点は許さない。

好投する大関を援護したい打線だが、巨人の先発・山崎伊織を前になかなかチャンスを作れず、5回ウラに山川が巨人のサード・リチャードのグラブを弾く内野安打で出塁するが、後が続かず。

6回ウラにも今宮がヒットで出塁、するが、交流戦打率5割超の柳町はセカンドゴロ。8回ウラも先頭の栗原がヒットで出塁したが、後続が抑えられた。

互いに一歩も引かない息詰まる投手戦。大関は9回を投げて3被安打、8奪三振、今季最多の111球の力投で無失点に抑え、リリーフ陣に後を託す。

結局、両チーム合わせて10投手をつぎ込んだ投手戦は延長12回でも決着がつかず、0対0のまま試合終了。ソフトバンクは4月22日のオリックス戦以来、今季3度目の引き分けに終わったが、交流戦9試合を戦い、5勝3敗1分で勝率.625となり単独首位に立った。

(試合結果:ソフトバンク0-0巨人 ※延長12回規定により引き分け)