山口県宇部市教育委員会学校給食課は12日、給食で提供するために学校に納入されたパンの一部が欠けていたと明らかにしました。

学校給食課によると、11日午前、パン製造業者から市内の小中学校3校に納入したパンが欠けている可能性があると連絡がありました。
連絡を受けて学校で再度確認したところ、小学校1校でパンの包装用のビニールが破れ、パンの一部が欠けているものが2個見つかったということです。

安全を考え、小中学校3校に納入したおよそ1100個、すべてのパンの提供を給食時間前に停止しました。児童、生徒への健康被害はありません。

この製造業者では、ことし4月にも同様の案件が発生し原因を調査したところ製造後のパンを工場内に保管していた際、壁の隙間から小動物が侵入しビニールを破り、パンの一部を食べた可能性が高いということでした。
この結果を受け、製造業者は、施設の環境整備や保管中の安全対策を講じ、改善したと市に報告をしていました。

市教育委員会はパンの保管場所の安全性が確認できるまでこのパン製造業者からのパンの納入は停止し、ほかの製造業者が製造したパンや米飯を提供することにしています。