じめじめとした雨の日が続きますが、そんな中で鮮やかさが引き立っていますね。

地元の人たちが保全活動を続けている愛媛県大洲市のショウブ園では、色とりどりの花が見ごろを迎え訪れた人を楽しませています。

大洲市田処の「柳沢一ノ瀬花しょうぶ園」では1000平方メートルの園地に、およそ3000株の花ショウブが植えられていて、紫や黄色など色とりどりの花が訪れた人を楽しませています。

このショウブ園は7年前の西日本豪雨で近くを流れる矢落川がはん濫したことで、一時、壊滅の危機にありましたが、地元の人たちが再生させ、その後は毎年、ボランティアで手入れを続けています。

梅雨の時期になり見ごろを迎えた花ショウブ、雨粒をまとった花はより鮮やかに見え、一層、美しく感じられるということです。

訪れた人
「毎年来る。場所もいい、写真も撮りやすい、花もきれい。こういうのを見るのが楽しみ」

ショウブ園の保全続ける 山崎博康さん
「おかげさまで(これまでで)一番よく咲いているかもしれないと自慢をしている。これほどきれいに咲いていると思わなかったと喜んで帰ってもらうのが一番楽しみ」

この花ショウブのは今週末まで見ごろということです。
この周辺はゲンジボタルの発生地として県の天然記念物にも指定されていて、花ショウブとともに一緒に楽しめるそうです。