政府が随意契約で放出した備蓄米の販売が、きのう(11日)岡山県内で始まりました。流通はさらに広がる見通しです。
倉敷市の企業では、あす(13日)から中四国にあるスーパーで備蓄米の販売を開始します。これに向け精米と出荷作業が行われました。
(佐藤大祐記者)
「大量の備蓄米が精米工場の中に運び込まれていきます」

精米工場に備蓄米を持ち込んだのは倉敷市の大黒天物産です。あす(13日)から来月上旬にかけて、スーパーのディオとラ・ムーの中四国すべての店舗で2022年産の備蓄米を販売することにしています。
きょう(12日)は随意契約で政府から購入した1,000トンのうち、あす店頭で販売する2トン分を精米し、出荷しました。1袋5キロ入りを1,980円で販売する予定で、販売数は店舗によって異なるため事前に告知することにしています。

(大黒天物産 森安真人さん)
「手に取りやすいお値段になっておりますので、今まで控えられていた方が、お米を食べる機会が増えればいいなと思います」
大黒天物産ではきのう(11日)から本社近くの店舗で備蓄米を先行販売しています。きょうも100袋を用意しましたが完売、消費者の関心の高さが伺えました。
(備蓄米を購入した人)
「待ちに待った備蓄米です。どんな味がするのか食べてみたいなと思って。朝ごはんはお米なので、ありがたいことです。安いのは」