マイカーの普及や人口減少の影響で山梨交通のバスの乗客数は1965年=昭和40年度のおよそ5500万人をピークに減少に転じ、昨年度は年350万人とピークの6.4%にまで落ち込んでいます。
苦境の中、山梨交通は2000年に全国初となる乗車料金のICカード決済を。
2002年には携帯電話で走行中のバスの位置を確認できるシステムを導入。

近年では、EVバスなど環境に配慮した車両も取り入れ、バスの価値を高める取り組みを展開しています。
雨宮社長:
「新しい技術や新しい性能も取り入れて、県民に共感して乗ってもらえるバスを目指してチャレンジを続けたい」
100年近く続く歴史と公共交通の維持という課題を乗せて、バスはきょうも走り続けています。