高知市の桑名市長は、去年、4年生の児童が死亡した長浜小学校の水泳の授業に関して、参加確認調査で、希望者が80%未満だったことから、今年の水泳の実技授業を見送ったことを明らかにしました。
高知市の長浜小学校では、去年、設備の故障で、水深が深い、近くの中学校のプールで水泳の授業を実施。4年生の男子児童がおぼれて死亡しました。
教育委員会は市立学校などでの水泳の授業を中止。6月からの再開にむけ、安全管理の新たなマニュアルや、安全研修など行ってきました。
こうした中、事故があった長浜小学校では、児童の約20%が「プールに入るのがこわい」とアンケートで回答。
学校は、保護者説明会で「参加希望者が80%未満の場合には、今年度の授業を実施しない」としていて、調査の結果、希望者が80%に届かなかったかたちです。
桑名市長はきょうの市議会で調査の結果と、水泳の実技授業の見送りを報告しました。