戦後シベリアで、悪夢のような20代を送った101歳の村山元威さん。

家族と平穏な日常を送る今、平和への願いは息子の裕さん(70歳)にも伝わっています。

村山元威の息子・裕さん
「一人ひとりがいろんな機会で平和を訴えて、戦争を一つでも減らす形にもっていかないと駄目だなと思います」

息子の村山裕さん(70歳)

終戦から80年。
異国で息を引き取ったために自らの体験を口にできなかった人の分まで、101歳の村山さんは、戦争反対を訴えます。

「戦争は悪、戦争だけは絶対やるな。殺し合いだった。みんな人間は助け合っていかなきゃ駄目」
「今でもあちこちまだ戦って、ウクライナとかあるけど、何がプラスになるんか。戦争は絶対悪だ、やっちゃ駄目だと…。いいことなんて何にもない」

戦争を経験していない世代が、教科書に載らない戦争の事実や惨状を知り、受け止めて、平和を繋いでいかねばなりません。