石川県内で発生した大雨による大規模な水害の発生を教訓に、金沢市と内灘町の消防隊員が合同訓練に臨みました。

石川県内では2022年8月に小松市の梯川が氾濫し、住宅が広い範囲にわたって浸水。
2024年9月には奥能登豪雨が発生し、その爪痕は今も残ったままです。

こうした大雨による災害が起きた時の対応を強化するため、石川県の金沢市駅西消防署と内灘町消防署の合わせて30人の隊員が参加して合同訓練が行われました。大雨による浸水被害を想定した訓練では、ドローンを使って上空から要救助者の位置や周囲の被害状況を確認しながら、隊員がゴムボートで救助作業にあたりました。

また、橋が壊れ、集落が孤立したとの想定で行われた訓練では、対岸にロープを張り要救助者を助け出しました。

金沢市駅西消防署・石川勝署長「与えられた資機材を確実にこなす。そして、人命を救助するところからやっていく。水害ハザードマップを確認していただく。また、天気予報や防災アプリなども使って早い行動・避難をしてもらいたい」

参加した隊員らは、一刻を争う救助現場での緊密な連携を確認し合っていました。