福島県双葉町は、帰還困難区域のうち、「特定帰還居住区域」となっている3つの行政区の避難指示を2026年度中に解除する方針を示しました。

双葉町は現在、9つの行政区およそ530ヘクタールが、希望する住民が帰還できるよう環境を整備する「特定帰還居住区域」に設定され、除染が進められています。

10日に開会した町議会の一般質問で、伊澤町長は「一部の行政区について来年度中に避難指示を解除する方針」を明らかにしました。

解除の対象は、下長塚、三字、羽鳥の3つの行政区で、町では、今年夏ごろに対象となる住民に説明会を開き、今年中に立ち入り規制を緩和する方針です。