九州南部ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、11日夕方にかけて、土砂災害に警戒してください。

気象庁によりますと、梅雨前線が九州南部に停滞しており、12日夜にかけて九州北部地方へ北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では大気の状態が不安定となっています。

8日午前0時の降り始めから11日午前10時までの降水量(アメダスによる速報値)
  宮崎県
    えびの市えびの高原 429.5ミリ
    都城市菖蒲原町   326.5ミリ
    小林市野尻     278.5ミリ
  鹿児島県(奄美地方除く)
    指宿    519.5ミリ
    肝付町前田 400.5ミリ
    鹿屋市寿  377.0ミリ

雨の予想
九州南部ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、今後少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
11日12時から12日12時までに予想される24時間降水量は多いところで、
  宮崎県           50ミリ
  鹿児島県(奄美地方を除く)  70ミリ

気象庁では土砂災害に警戒するとともに、落雷や突風に注意するよう呼びかけています。

今後、発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。また、土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。