11日午前9時、南シナ海でことしの「台風1号」が発生しました。

台風は北上した後、中国大陸で東へ進み、16日(月)には熱帯低気圧に変わる見込みです。これは、大陸へ上陸することで、台風のエネルギーになる水蒸気が供給されなくなり、勢力は弱まるためです。

ただ、台風由来の暖かく湿った空気が日本列島に流れ込むため、大雨のおそれがあります。

スーパーコンピュータによる雨と風のシミュレーションを見てみます。

シミュレーションの左下(香港の西)には渦があり、これが台風1号とみられます。この渦は大陸に上陸する予想です。