山形県小国町の山の中できのう遭難した女性は、けさ警察などの捜索で発見されました。命に別状はないということです。

遭難したのは県外の50代の女性です。

警察によりますと、きのう午前11時45分ごろ、小国町小玉川にいた人が「助けて」という女性の声を聞き、自身のライングループに警察に通報を頼む内容を載せました。それを見た知人が警察に通報し、警察が午後2時すぎに山に入り捜索をはじめました。

午後3時半すぎに警察に、飯豊山荘で合流予定の友人が合流できていない旨の連絡が寄せられ、遭難事案と判明しました。その後のきのう捜索では女性は見つからなかったということです。

けさ5時前から、小国警察署と県警山岳救助隊、小国町山岳遭難救助隊が11名体制の捜索隊を編成し捜索したところ、午前6時25分に小玉川付近で女性を発見し、命に別状はないことを確認しました。

しかし女性は「寒い」「痛い」などと訴えているほか、雨で救助用のヘリが飛べないことから、現在、捜索隊がストレッチャーに乗せるなどして下山する方向で調整しています。

今後飯豊山荘に到着後に女性の詳しい診察が行われるということです。