広島県内の被爆者の数は昨年度、4万8000人あまりとなり、初めて5万人を下回ったことが分かりました。平均年齢は86・1歳で、被爆者の高齢化と減少が進んでいます。
広島市と県のまとめによりますと、昨年度末の時点で、被爆者健康手帳を取得している被爆者は、県内で4万8310人でした。前の年の5万1000人からおよそ3000人減少し、手帳交付が始まって以降、初めて5万人を下回りました。

被爆70年には8万人近くいたため、この10年間で3万人余り減ったことになります。平均年齢は86・1歳で、前の年より0・5歳高くなっています。